FXとバイナリーオプションの違い


最近よく名前を聞くFXやバイナリーオプションですが、そもそもこの二つの違いは何でしょうか?
実際にFXの取引業者がバイナリーオプションを取り扱っていることもありますし、投資をして利益を得るという金融商品としては、同じものとなります。また、時代を反映して、手軽に少ない資金で始められる投資取引として、ともに人気を集めています。
ところが、実はこの二つは全く違う金融商品なのです。

FXは異なる二つの通貨を売買し、為替レートの変動を利用してその為替差益を得ていく投資取引になります。つまり、通貨を売ったり買ったりしながら利益を求めていくことになり、いわば、通貨で通貨を買ったり売ったりする商売をしている事に似ています。
この異なる通貨の組み合わせを通貨ペアと呼びますが、このペアが豊富なこともFXの特徴になります。業者によっては数十種類の組み合わせを用意しており、例えば南アフリカの通貨であるランドなど、あまり馴染みのない通貨も取り扱っている場合があります。よく知られている通貨は安定して売買をすることができますが、あまり出回っていないような通貨は乱高下が激しい場合もあり、これを利用してハイリスクハイリターンの投資を行ったりすることもあります。
また、金利が高い通貨を長期間持っておくことで、通貨と通貨の金利差の差額、これをスワップポイントやスワップ金利と呼びますが、こうしたものを利益として受け取ることも可能なのです。

こうして、FXではこれらの通貨を投資資金を元に売買をしていくのですが、口座を開いて投資を始める際に、取引業者に証拠金というものを入金します。
この証拠金を元にレバレッジと呼ばれる信用取引を行えるのもFXの大きな特徴だと言えます。レバレッジには業者ごとに設定された倍数があり、これに従い元の資金の何十倍もの通貨を購入して投資をすることが可能なのです。
こうすることで、時に思わぬ損失を被ることもありますが、少ない資金で大きな利益を生むことができるのも、FXが人気になっている理由の一つでしょう。
バイナリーオプションは、ある物の価値が、一定の期間の間に、定めた値よりも上がるのか下がるのかを予測して当てる投資取引になります。
予想が当たれば、投資金に業者ごとに設定されたペイアウト倍率と呼ばれるものを掛けた金額が、配当金として支払われます。外れてしまった場合には、投資した金額だけが失われます。

バイナリーオプションには、上か下かを予測するもののほかに、一定期間に、どのぐらいまで上がるか下がるか、定めた数値に達するか達しないか、定めた範囲帯から出るか出ないか、などを予測するものがあり、その難易度が高いほど先ほどのペイアウト率が高くなり、簡単に予測が当たるものほどペイアウト率が下がっていきます。
このように、分かりやすく簡単に投資に参加できることがバイナリーオプションの特徴で、また、どんなに負けても投資した金額以上の損失は生まれませんし、相場のレートが乱れていても、予測が当たるか外れるかで決定されるので、不利な状況に陥らないのも特徴です。
また、一定期間で必ず結果が出ることも、現代のスタイルにマッチして人気が出ているようです。
総じて言えば、FXは為替レートを元に信用取引をしてハイリスクハイリターンの投資が行えるやや上級者向け、バイナリーオプションはハイリターンはそれほど望めないものの、リスク管理が平易に行えて初級者向けの金融商品であると言えるでしょう。